頁数/仕様
160ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版
2019年2月
在庫
在庫あり

「耳」を鍛えれば認知症はくいとめられる!

難聴は認知症の危険因子! 「聞こえづらく感じる」「聞き間違いが多い」 「テレビの音量が大きいと言われる」――あてはまる人は難聴対策を。耳を鍛えることが認知症を防ぐ第一歩です!
著者(肩書) 中川雅文《国際医療福祉大学医学部耳鼻咽喉科教授》
主な著作 『耳の聞こえがよくなる! 3分トレーニング』(PHP研究所)
税込価格 1,296円   (本体価格:1,200円)
対象 一般
頁数/仕様 160ページ / 縦:21cm 横:14.8cm
初版 2019年2月

Get Adobe Reader『目次』『見本ページ』をご覧になるにはAcrobatReaderが必要です。
予めご用意ください。


■認知症の危険因子「難聴」を予防するために

ものわすれがひどくなる、物事が理解できなくなる、やがて妄想や徘徊をしたり、何にも反応を示さなくなったり。
そんな「認知症」が、実は聴力と深く関わっている、というと、みなさんは驚かれるでしょうか。
私は耳鼻科医として、大学病院の「耳鳴り補聴器外来」で難聴の患者さんを日々診察しています。そこでは「聞きとれなくて苦労する」と相談される方々の多くが、同時に「ものわすれが増えた」ことも訴えられます。
「でも認知症なんて、まだまだ先の話では?」と思ったら大間違い。
実は認知症の、長い長い助走期間の始まりかもしれないのです。
認知症の原因となる「脳のゴミ」は、40代ごろから少しずつ頭の中に溜まり始めることが、最新の研究で明らかになっています。
しかしこの段階では、診察をしても認知症の診断はつきません。いわば予備群の状態で、医学の世界では「プレクリニカル認知症」と呼んでいます。
注目すべきことは、この段階で多くの人が軽度な難聴や軽い抑うつ気分を伴っているということです。
「人の話がよく聞こえない」
「話が通じなくて、独りぼっちになった気分……」
そんなコミュニケーションに不安を感じている状態を何年も続けるうちに、本物の認知症に近づく確率はどんどん上がってしまうのです。
この段階の間に「難聴ケア」をすることで、認知症リスクをぐっと下げることができるとしたらどうでしょう。
この本では、そのノウハウをお伝えします。難聴予防はもちろん、脳の衰えを防ぎ、改善する方法もお教えしましょう。
人生100年時代、これから何十年も続く生活を健やかに、楽しくするために――
「耳から始める認知症予防」をさあ一緒に学びましょう!  (「はじめに」より)

【1章】認知症は予防できる!
・5人に1人が認知症になる時代がやってくる
・認知症はどんな病気
・どうして認知機能が衰えていくの
・認知症には「予備群の予備群」がある
・認知症予防は40歳から!
・「難聴」と「認知症」の強い相関
・年齢に応じた難聴対策が認知症を防ぐ
・あなたは大丈夫? 認知症予備群セルフチェック
〈コラム1〉「脳にいいサプリ」は効果ナシ!?

【2章】耳の聞こえと認知機能
・難聴と認知症を結びつける「3つの仮説」
・聴くためには聞こえが大切!
・聴力が落ちると、感情をよみとれなくなる!?
・難聴になると、新しいことを覚えられなくなる
・耳の最大の働きは「無視すること」だった!
・脳の混線が耳鳴りを招く
・初期の難聴には「ストレス対策」が特効薬
・コミュニケーションが耳と脳を守る
・聴覚皮質に「脳のゴミ」が溜まっていく!?
・耳と目と手を同時に働かそう
・音なしで「見る」だけでも聴覚は働いている
・利き手で脳と自律神経をコントロール
・ゲームが認知症予防になる!?

【3章】認知症を「耳」で防ぐ
・今すぐ見直し!耳と脳を衰えさせるダメ習慣
・血管を傷つける「タバコ」は最悪の習慣!
・脳によい食事、悪い食事
・「おいしい!」は耳を元気にする
・1日4000歩歩けば、脳のゴミは溜まらない
・耳と脳を同時に鍛えよう!

◆耳と脳を鍛えるトレーニング
1. 朝イチ耳すまし
2. 耳引っぱり
3. 耳ツボマッサージ
4. 胸鎖乳突筋ほぐし
5. 側頭筋ほぐし
6. 手ぬぐいたぐりよせ
7. にっこり&ワッハッハ
8. ハミング&ゆらゆら体操
9. 耳をふさいでハミング
10. ダンスエクササイズ
11. 料理番組ごっこ
12. かかと上げ下げ
13. 座ったままウォーキング
14. 股関節ストレッチ
15. ひそひそ話しトレーニング
16. ニュース書きとりトレーニング
17. テレビの音声をエアメモ
18. 雑音下でのしりとり
19. 復唱トレーニング
20. 新聞朗読トレーニング
〈コラム2〉動物にも「言語」がある

◆トレーニングプログラム
・基本
・ものわすれ予防、改善
・抑うつタイプの難聴予防、改善
・騒音タイプの難聴予防、改善
・生活習慣タイプの難聴予防、改善
〈コラム3〉早起きと夜更かし、どちらが耳によい?

【4章】一生使える「耳」と「脳」を保つために
・ストレスで「引きこもる」のは厳禁
・固定電話よりスマホ、スマホよりテレビ電話
・メガネをつくる感覚で補聴器をつくろう
・笑う門には福来る
・「4・4・4呼吸法」で活性酸素を除去
・家事ストレスは「耳ケア」で改善する
・ウォーキングとモーツァルトの意外な共通点
・「1/fゆらぎ」は脳を元気にする
・日常生活をストーリー化しよう
・今すぐチェック! 「家族が認知症かも?」と思ったら
・耳の遠い人、認知症の人との接し方
・脳は何歳からでも鍛えられる
〈コラム4〉距離を縮めれば2倍聞こえる