人名事典

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亀山郁夫

(かめやま・いくお)
1949年、栃木県生まれ。ロシア文学者、東京外国語大学長。東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員、同志社大学助教授などを経て、東京外国語大学教授に就任。2002年に『磔のロシア』(岩波書店)で大佛次郎賞、2007年には新訳『カラマーゾフの兄弟』(光文社古典新訳文庫)で毎日出版文化賞特別賞、プーシキン賞を受賞し、ドストエフスキー・ブームの火つけ役となる。またソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる論考で有名。

著書はほかに『甦るフレーブ二コフ』『熱狂とユーフォリア』(以上、平凡社)『破滅のマヤコフスキー』(筑摩書房)『大審問官スターリン』(小学館)『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』(光文社新書)共著に『ロシア 闇と魂の国家』(文春新書)、ドストエフスキーの翻訳書として『罪と罰』『悪霊』(以上、光文社古典新訳文庫)などがある。

(データ作成:2012年)