人名事典

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佐藤英樹

(さとう・ひでき)
1935(昭和10)年、山梨県に生まれる。埼玉・東京に九校の学校をもつ学校法人文理佐藤学園の創立者。現在、西武学園文理高等学校、中学校、小学校、西武文理大学、専門学校(栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士・義肢装具士・調理師)五校の理事長、学長、校長。幼少期より富士の気高さを見て育つ。教育、栄養科学などに興味をもち、“理想の学校づくり”に日々邁進し続けている。“富士にのぼろう”“情熱百万馬力”“熱意とユニーク子育て論”“地球村の村長さん”“楽しく明るく前向きな成功術”など、独自の人生論を展開しつつ、常にカリスマ性を発揮し、ホスピタリティの精神を基調とした特色ある私学づくりに尽力している。

 学園では理想の教育をめざし、二つの教育体系を展開中。ひとつは「次代を担う世界のトップエリート」の育成をめざした“トップエリート教育体系校”として高等学校、中学校、小学校を開設。将来、国家や社会のリーダーとなるために必要な知性や品性を備えた人材を育成するレディー&ジェントルマン・エリート教育を実践。特徴的な一貫教育が実を結び、首都圏屈指の名門進学校として、東京大学を含む難関大学に毎年数多くの卒業生を継続的に輩出し、実社会においでも卒業生の活躍は目覚ましく、医師、弁護士、大学教員、新聞記者、アナウンサーなど幅広い分野で活躍中。

 もうひとつは“プロフェッショナル教育体系校”。日本初の「ホスピタリティに根ざした実学教育」を行う看護学部、サービス経営学部の二学部を擁する大学と、健康栄養、医学技術のプロフェッショナルをめざす専門学校(国家資格取得をめざす栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士・義肢装具士・調理師)五校を擁す。大学、専門学校ともに“ホスピタリティ”の心を身につけ、実践し、指導していく世界基準のプロフェッショナルを育成中。

 また、高い品性と豊かな人間力を培うガウディコレクションや日本を代表する彫刻作品を収集してキャンパスに展開し、本物にふれる教育で生徒の感性を磨く教育を行っている。さらに、木々と校舎と川と空が調和した広大なキャンパス(文理の社)では、緑とレンガ色と青色のコントラストが鳥の鳴く環境を整備している。自然を活かしたキャンパスでは体験的・探究的で多様な教育を追究し続けている。

2009年(平成21) 旭日中綬章受賞

(データ作成:2011年)