人名事典

>> 検索トップへ

加瀬英明

(かせ・ひであき)
 一九三六年東京都生れ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。現在、外交評論家。

 最近は、朴泰赫という韓国人が書いた『醜い韓国人』(光文社、93年)が、加瀬氏の筆によるとの非難がおこり、評論家の黄民基氏などと、筆者は誰かをめぐって論争を行なった。氏は、朴氏の実在をあくまで主張し、『醜い韓国人[歴史検証編]』(光文社、95年)を朴氏と共著で出版して批判に応えた。元外交官で外交評論家の加瀬俊一氏を父にもち、海外との広い人脈を縦横に使って、早くから評論活動を開始する。『ブリタニカ国際大百科事典』の初代編集長、日本ペンクラブ理事、日本文化フォーラム理事を務めるなど、ジャーナリズムの組織的な活動にも貢献している。日本の国益に即した、タブーを恐れない言論ができる評論家の一人。

 著書に『天皇家の戦い』(日本教文社、85年)がある。

(データ作成:1997年)