人名事典

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千早正隆

(ちはや・まさたか)
昭和5年(1930)、海軍兵学校を卒業(第58期)。砲術学校、海軍大学校を卒業後、戦艦「長門」「武蔵」の高射長、第11戦隊参謀、第4南遣艦隊参謀を経て連合艦隊参謀として敗戦を迎えた。海軍中佐。戦後は海軍省史実調査部部員からGHQ戦史室調査員となり、米国のゴードン・W・プランゲ博士に協力、戦史の調査に当たった。

主な著書は、『呪われた阿波丸』(文藝春秋)、『帝国連合艦隊』(講談社)『連合艦隊始末記』(出版協同社)『日本海軍の戦略発想』(プレジデント社)。訳書は『トラ トラ トラ』(並木書房)『ミッドウェーの奇跡』『ゾルゲ・東京を狙え』(ともに原書房)。キスカ島撤退作戦を描いたドキュメンタリー『キスカ』および真珠湾攻撃を描いた『トラ・トラ・トラ!』は映画化され、好評を博した。平成17年(2005)他界。

(データ作成:2008年)