人名事典
大月隆寛(おおつき・たかひろ) |
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一九五九年東京都生れ。早稲田大学法学部卒。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻。東京外国語大学助手を経て国立歴史民俗博物館助教授。専攻は民俗学、民衆文化論。 八八年アメリカの民俗学者J・H・ブルンヴァン著『消えるヒッチハイカー』を共訳し、柳田国男『民間伝承論』以来ほとんど対象化されてこなかった都市伝説の領域を紹介。これに刺激されて“都市伝説ブーム”が起る(たとえば泉麻人氏の「おどろおどろ劇場」)。民俗学の主流からこぼれ落ちる現実を「都市のフォークロア」として追求。NHK「ナイトジャーナル」や『毎日新聞』「大月隆寛の無茶修行」(ともに終了)などメディアでも幅広く活躍。最近は、馬をめぐる技術と社会史に関心を寄せる。 著書に『無法松の影』(毎日新聞社、95年)、『民俗学という不幸』(青弓社、92年)など。 |
(データ作成:1998年) |