人名事典

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山根一眞

(やまね・かずま)
 一九四七年東京都生れ。独協大学外国語学部ドイツ語学科卒。週刊誌記者を経てノンフィクション作家に。

 八六年、当時若い女性のあいだを席巻していた“マル文字”の謎に迫る『変体少女文字の研究』で、一躍注目を集める。現在にいたる“少女の発見”の先駆的ルポルタージュ。一方、早くから電子メディアを多用した取材で得た電子メディア活用のノウハウを『スーパー書斎の仕事術』(文春文庫)にまとめ評判を呼ぶ。その後、NHKテレビ「ミッドナイトジャーナル」でキャスターを務めるなど守備範囲を急激に広げたが、『メタルカラーの時代』(小学館、93年)で本来の得意分野に戻る。阪神大震災の際は、取材を捨ててネットワークを使った連絡役に。その経験から「情報ボランティア」の可能性と教育の必要性を説く。

 著書に、『スーパー書斎の遊戯術』(文藝春秋、94年)など。

(データ作成:1997年)