人名事典

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松井孝嘉

(まつい・たかよし)
医学博士・東京脳神経センター理事長・松井病院院長。香川県生まれ。1967年、東京大学医学部医学科卒業。同大学脳神経外科教室に入局。 デッドボールの研究で、巨人軍の協力により、野球の耳つきヘルメットを完成。1973年にニューヨークのアルバートアインシュタイン医科大学モンテフィオーレ病院に 脳の研究者として渡米し、翌年ワシントンのジョージタウン大学で世界初の全身用CTの開発に従事。これが画像診断の原点となり、CTの普及、日本の脳卒中死亡激減 において中心的な役割を果たす。1978年に帰国し、日本脳神経CT研究会を創設。同年、首の筋肉の異常が自律神経失調を起こすことを発見、その治療法の研究を現在まで 続けている。大阪医科大学脳神経外科助教授、帝京大学客員教授などを経て、1988年から松井病院院長、1992年理事長。2006年、東京脳神経センターを創設。

著書に、世界的なベストセラー『An Atlas of the Human Brain for Computerized Tomography』(平野朝雄共著・国際出版文化大賞、外務大臣賞受賞)『首を治せば病気が消える』(ワニブックス)『首をチェックして原因不明の頭痛、不調を治す』(講 談社)『慢性疲労は首で治せる!』(角川書店)などがある。主な学会活動に、アメリカCongress of Neurosurgeons active member、アメリカ American Association of Neuropathologists active member、日本脳神経財団理事、 日本脳神経外科学会 評議員、日本脳卒中学会 評議委員、日本脳神経CI学会 世話人、日本神経病理学会 正会員、日本病院脳神経外科協会 理事、日本脳腫瘍病理学会 世話 人がある。2008年、第61回日本自律神経学会で、世界で初めて、自律神経失調症を完治させる治療法について教育講演。

(データ作成:2009年)