人名事典

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羽生善治

(はぶ・よしはる)
1970年、埼玉県生まれ。将棋棋士。小学6年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。奨励会の6級から三段までを3年間でスピード通過。中学3年生で四段。89年、19歳で初タイトルの竜王位を獲得。その後、破竹の勢いでタイトル戦を勝ち抜き、94年、九段に昇段する。96年、王将位を獲得し竜王、名人、王位、王座、棋王、棋聖と合わせて「七大タイトル」すべてを独占。「将棋会始まって以来の七冠達成」として日本中の話題となる。2017年には竜王通算7期により永世竜王の資格を獲得し、永世名人(十九世名人)、永世棋聖、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将の資格とあわせ、史上初の「永世七冠」となる。2018年2月、将棋界では初の国民栄誉賞を授与された。

著書に『直感力』(PHP新書)、『決断力』『大局観』(角川新書)、共著『人間の未来 AIの未来』(講談社)などがある。
(データ作成:2019年)