人名事典

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菅原文子

(すがわら・ふみこ)
1949年宮城県気仙沼市生まれ。73年菅原豊和と結婚、菅原家の家業『すがとよ酒店』を手伝いはじめる。2011年3月の東日本大震災の津波により、義父母を失い、夫は行方不明となる。店舗も破壊される。しかし、被災から約1カ月半で、市内の別の地にプレハブを建て、息子たちと営業を再開。著者が書いた『負げねぇぞ 気仙沼』のラベルのお酒が話題になり、復興のシンボルに。行方不明の夫への想いを綴った「あなたへ」が第2回「KYOTO KAKIMOTO恋文大賞」大賞を受賞。12年6月、自宅跡から程近い場所で夫の遺体が発見される。現在、市内2箇所の仮設店舗で家族で酒店を営んでいる。
(データ作成:2013年)