人名事典

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藤幡正樹

（ふじはた・まさき）
　一九五六年東京都生れ。東京芸術大学デザイン科卒、同大学院美術研究科修了。（株）フロッグス設立を経て、同代表、コンピュータグラフィックス・アーチスト。

　芸大大学院修了後、ＩＣを使ったおもちゃ作り、コンピュータ・アニメーションなど時代の先端をいく機械を使った作品などを発表して脚光を浴びた。会場という空間自体を展示するインスタレーションという表現法を駆使した九二年のイベント「脱着するリアリティ」は、社会への広がりをもたない展覧会の閉塞感を快いまでに打破した。スリリングな美術表現は新たな時代のムーブメントすら予感させる。

　著書に『宇宙人の落物』（共著、青林堂、８５年）ほか。

（データ作成：1997年）

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