人名事典

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黒田洋一郎

(くろだ・よういちろう)
 1943年、東京都生まれ。1966年、東京大学農学部農芸化学科卒業。東京大学応用微生物研究所(現:分子細胞生物学研究所)、ロンドン大学精神医学研究所を経て、1973年、東京都神経化学総合研究所研究員。1976年~77年、フランス国立科学研究機構・神経化学センター客員研究員。東京都神経化学総合研究所参事研究員。

 現在、東京都神経化学総合研究所参事研究員。専門は分子細胞神経生物学、中枢神経毒性学。ヒトの記憶の分子細胞メカニズム、アルツハイマー病の発症機序などに関心を持ち、近年はヒト脳発達への影響という観点で、環境ホルモン問題などでも発言している。

 著書に『ボケの原因を探る』(岩波新書)、『アルツハイマー病』(岩波新書)、『脳と神経の化学』(共著、オーム社)、『神経細胞死up to date』(編著、クバプロ)、『生物学のすすめ』(編著、筑摩書房)ほか。

(データ作成:1998年)