発売日
2001年5月10日
税込価格
649円
(本体価格590円)

Voice 2001年6月

地方「百年の計」

日本の気候・風土のなか傘の花が開く
江戸・明治 浮世の娯しみ(水無月)
坂崎重盛
p11
⑭ティエフケー 成田機内食工場
豊かさの舞台裏を覗く⑥
河野鉄平
p22
蝶に魅せられて
マイ・ベスト・ショット⑱
村田泰隆
p15
森達也(映画監督)
平成の麒麟
撮影・北島敬三/文・安岡卓治
p27
錠と鍵とを巡るイメージ
写真抄⑱
平野啓一郎
p32
ユーモアのすすめ
巻頭の言葉
柳田邦男
p35
メディアの責任を問う
目を覚ませ、日本人(最終回)
櫻井よしこ<対談>竹中平蔵
p38
新総理へのないものねだり
時代の先を読む(国内政治)
早坂茂三
p50
政治を市場から「消去」せよ
時代の先を読む(経済産業)
竹内靖雄
p52
覚醒のための家族論(最終回)
時代の先を読む(生活社会)
速水由紀子
p54
ゲルハルト・リヒターが描いたもの
時代の先を読む(文化芸術)
浅田 彰
p56
当世風風見聞録
時代の先を読む(不易流行)
藤岡和賀夫
p58
「善政競争」が日本を変える
特集・地方「百年の計」
梶原 拓
p62
資源循環型社会をつくろう
特集・地方「百年の計」
橋本大二郎
p66
道州制が日本再生の道だ
特集・地方「百年の計」
平松守彦
p70
市町村中心の行政こそ理想
特集・地方「百年の計」
増田寛也
p74
さよなら、お任せ民主主義
特集・地方「百年の計」
逢坂誠二
p78
都会人よ驕るなかれ
特集・地方「百年の計」
黒澤丈夫
p82
「町づくり」から「町づかい」へ
特集・地方「百年の計」
河内山哲朗
p86
「均衡ある発展」は終わった
特集・地方「百年の計」
沢田秀男
p90
太田市は〝わが道を行く〟
特集・地方「百年の計」
清水聖義
p94
「アジア」「環境」「ものづくり」
特集・地方「百年の計」
末吉興一
p98
質が量を、小が大を兼ねる
特集・地方「百年の計」
前田 穰
p102
「分権」より「立権」の世紀に
特集・地方「百年の計」
打越あかし
p106
共同体の復活から始めよ
特集・地方「百年の計」
井尻千男
p110
連邦国家制になれる?
特集・地方「百年の計」
クライン孝子
p114
国に負けない「自治力」をもて
特集・地方「百年の計」
千田謙蔵
p118
「おらが県」の意識を捨てよ
特集・地方「百年の計」
恒松制治
p122
痴呆自治はやめようよ
特集・地方「百年の計」
村野まさよし
p126
財政破綻を食い止める法
特集・地方「百年の計」
吉田和男
p130
団塊世代の政治改革論
〝やり残した〟未達成感を現状打破のエネルギーに!
菅 直人<対談>寺島実郎
p134
デフレ論議の落とし穴
いまこそ物価下落をテコに低コスト化社会を実現せよ
嶌 信彦
p160
日本人ラテン化計画
不況を克服しインフレに備えるための「超」経済談議
森永卓郎<対談>麻生圭子
p152
間違いだらけの「実力主義」
中途半端な理解のまま導入すると組織は機能しない
前田良行
p176
世界経済は大調整期に入った
株価はすでに底を打った? 能天気な発想は捨てよ
齋藤 進
p169
減反は百害あって一利なし
世界は深刻な食糧危機、コメの備蓄に政策転換せよ
山田正彦
p144
なぜアメリカの老人は元気か
「介護で長生き」とはあまりに対照的な生き方を取材
桐山秀樹
p186
日米中「謝罪問題」の本質
奇しくも二つの事故は日本の危機を暗示している!
橋本光平
p194
日本は武器輸出を解禁せよ
米中軍機接触事故が物語る米軍兵器の恐るべき実力
兵頭二十八
p202
改革に必要な信念と大胆さ
知価社会の探究<第4回>
堺屋太一
p210
はじめて教壇に立つ
本は私にすべてのことを教えてくれた<第5回>
谷沢永一
p220
「危険」という危険な思想
21世紀の経済学 12の呪縛を解く<第5回>
西部 邁
p226
ヘンリィ・フォード(―松下はシェア拡大の戦略を自動車王の伝記に学んだ―)
滴みちる刻きたれば 松下幸之助と日本資本主義の精神<第2部第6回>
福田和也
p234
幣原の苦悩(―一月二十四日幣原はマッカーサーと何を話したのか―)
占領の時代<第5章>
岡崎久彦
p245
畑村洋太郎『失敗学のすすめ』
ベストセラー最前線
井尻千男
p267
『大東京三十五区 冥都七事件』
この著者に会いたい
物集高音/聞き手・淵澤 進
p270
池田清彦、金森修著『遺伝子改造社会あなたはどうする』
今月の新書
_ 秀実
p274
 
ワンポイント書評
 
p276
  
Voice掲示板
 
p278
 
ボイス往来
 
p294
井伏鱒二と『黒い雨』(―「戦後文学の金字塔」の底から悲哀の旋律が聞こえる―)
悲しみの精神史<第18回>
山折哲雄
p280
肩凝りの春
私日記<第18回>
曽野綾子
p286
逸機
巻末御免(198)
谷沢永一
p298

Voice

 月刊誌『Voice』は、昭和52年12月に、21世紀のよりよい社会実現のための提言誌として創刊されました。以来、政治、国際関係、経済、科学・技術、経営、教育など、激しく揺れ動く現代社会のさまざまな問題を幅広くとりあげ、日本と世界のあるべき姿を追求する雑誌づくりに努めてきました。次々と起る世界的、歴史的な変革の波に、日本社会がどのように対応するかが差し迫って闘われる今日、『voice』はビジネス社会の「現場感覚」と「良識」を基礎としつつ、つねに新鮮な視点と確かなビジョンを提起する総合雑誌として、高い評価を得ています。