発売日
2002年4月6日
税込価格
628円
(本体価格571円)

歴史街道 2002年5月

陸奥宗光と小村寿太郎

表紙のことば
懐古外交、悔悟外交
黒鉄ヒロシ
p3
今日は何の日? 今月の昭和史カレンダー

p4
歴史街道5月号 INDEX歴史年表

p5
下町職人 その技と心
十三 江戸小紋

p9
One Shot History
子供たちが演じた「鬼作左」

p14
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
対談・この二人なくして、「明治の日本」はなかった
江坂彰 御厨貴
p18
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
陸奥宗光と小村寿太郎・関連年表

p26
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
若き日の陸奥宗光 その志は、龍馬から受け継いだ
野村敏雄
p28
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
若き日の小村寿太郎 赤貧と不遇が培ったもの
楠木誠一郎
p32
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
講和会議の街・下関を歩く

p36
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
陸奥宗光 不平等条約改正にかけたその信念
池井優
p38
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
陸奥宗光 その時、「カミソリ外交」の真髄が発揮された――下関条約
上之郷利昭
p42
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
漫画家に聞く 覇道を貫いた陸奥の危うさを描きたかった
安彦良和
p46
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
小村寿太郎 ロシアよりイギリスを選んだ「バランス感覚」
関榮次
p48
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
小村寿太郎 「粘りの外交」が救った決裂の危機――ポーツマス条約
八尋舜右
p52
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
知るための本

p57
特集1 外務大臣 陸奥宗光と小村寿太郎 時代を動かす「男の気概」
小村寿太郎の故郷・飫肥を歩く

p58
谷沢永一の日本史ヤミ鍋
九 聖徳太子の国書が日本書紀でなく隋書に載った理由
谷沢永一
p60
特別インタビュー 私が時代小説を書くようになった理由
宮部みゆき
p62
ケベック・シティ
世界遺産の町を訪ねて

p67
にっぽんの剣豪
13 榊原鍵吉
本山賢司
p74
特集2 関ケ原・女たちの決断
北政所・おね その選択が、歴史を大きく動かした
小和田哲男
p78
特集2 関ケ原・女たちの決断
細川ガラシャ 合戦の流れを変えた壮絶な死
小石房子
p84
特集2 関ケ原・女たちの決断
山内一豊の妻から石田三成の妻まで 決死の脱出行か、自ら命を絶つか
楠戸義昭
p88
特集2 関ケ原・女たちの決断
芳春院・まつ 戦いは、人質となることから始まった
鈴木由紀子
p92
凡ちゃんの昭和たまさか芸能人生
第5回 有楽町はスターの玉手箱
世志凡太
p96
短期連載 俺は夏草 麦門冬――末吉安恭の人生
最終回 障子を素通りした影
神坂次郎
p99
歴史街道図書館 大人のための古典・名作案内
vol1 平家物語
長尾剛
p106
歴史街道図書館 歴史を映像化する
vol2 ルビコンを渡る
辻泰明
p108
弥生時代後期の都市が蘇る! 佐賀県吉野ヶ里遺跡最前線

p115
旅の水墨画家・雪舟
晩年に花開いた人生
島尾新
p121
絵で見る日本の歴史
上杉謙信と武田信玄
河合真如
p130
明治・大正に出会う町
4 上野・トンカツを食べる
森まゆみ
p132
歴史街道・ロマンへの扉
88 伊勢
鶴田純也
p136
朝鮮通信使――「誠信の道」を訪ねて
第十四回 大垣
辛基秀
p138
たたずまい・にっぽんの島
24 トカラ列島――諏訪之瀬島・中之島・平島 鹿児島県
浅井愼平
p141

歴史街道

 「いま、歴史がおもしろい」
 歴史は過去の人物や出来事を取り上げるとはいえ、現代の人びとに役立たなければ意味がありません。また、歴史は本来、そんなに堅苦しく難しいものではなく、もっと身近で楽しいものであるはずです。そして何より、人間を知り、時代の流れを知る上で、歴史ほど有益な参考書はありません。そこで『歴史街道』は、現代からの視点で日本や外国の歴史を取り上げ、今を生きる私たちのために「活かせる歴史」「楽しい歴史」をビジュアルでカラフルな誌面とともに提供します。いわば、新しいタイプの歴史雑誌といえるでしょう。