編集後記

★人物取材(56頁)で訪ねた兵庫県たつの市は、童謡赤とんぼの作詞者三木露風の故郷です。「負われて見た」赤とんぼは飛んでいませんでしたが、山や畑の風景は今も残り、どこか懐かしい。この秋、郷愁に浸る姫新線の旅をお薦めします。(泰)
★高野山の今川泰伸さん(41頁)によれば、空海の頃にも京で疫病が流行り、天皇みずから般若心経を写経して平安を祈願したそうです。千二百年前の人々も感染症の恐怖と対峙して、乗り越えてきたのだと思うと、勇気が出てきました。(横)
★高校で落ちこぼれになり、就職活動では失敗して留年しました。人生の逆風です。ただ、そんな経験をしたからこそ、今こうして編集者をしています。その瞬間は逆風だと思っていたことが、実は後の人生に効くスパイスになるのかもしれません。(桑)
★バブリーたまみさん(27頁)を知ったのは、出産後のこと。はじめての育児で心が折れそうだった私を見かねて、先にママになっていた大学時代の後輩が「いい歌がありますよ!」と教えてくれました。助け合う輪、私も広げていきたいです。(水)
★桜木紫乃さん(30頁)の「運転免許」のお話を読んで、ペーパードライバー教習を受講! ことごとく運転の才がなく、レンタカーの左ミラーを大破させたのを最後にハンドルを握っていませんでしたが、私もこの恐怖に打ち勝ちたいと思います。(伊)
★PHP編集部に配属になりました新入社員です。熊本県出身で、学生時代は東京で過ごしました。新天地・京都では、汗まみれになって、自転車で通勤しています。まだまだ半人前ですが、夢の編集部で精一杯頑張ります。よろしくお願いします。(隈)

折れない心の育て方 逆境でも、前へ前へ!

P2110cover.jpg

日々過ごしていると、逆風と思えるような状況に心が折れそうになることが、誰にでもあるのではないでしょうか。2021年10月号では、元プロサッカー選手の内田篤人さん、事故で下半身不随になってからもアイドルとしての活動を続けている猪狩ともかさん、育児ママを元気づける活動をしているバブリーたまみさんなどにご登場いただき、心が折れそうになったときの気持ちの持ち方について、読者とともに考えていきたいと思います。。