書籍

- 発売日
- 2005年01月17日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-64159-1
江戸の養生所
著者 | 安藤優一郎著 《日本地名研究所評議員》 |
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主な著作 | 『寛政改革の都市政策』(校倉書房) |
税込価格 | 792円(本体価格720円) |
内容 | 小石川養生所に代表される江戸の養生文化の裏側では、様々な問題が発生していた。エピソードを交え、史料をもとにその実態を描き出す。 |
『養生訓』がベストセラーとなるなど、養生文化隆盛のなかで生まれた江戸の小石川養生所。テレビドラマや小説では、献身的に患者と向き合う医師の姿が描かれる。しかし、約百五十年にわたる活動記録を丹念にたどると、それとはほど遠い実態が浮かび上がる。
投薬をしぶる医師たち。患者からあの手この手で金を巻き上げようとする看病人。所内で堂々と営まれる博打や高利貸し……。赤ひげ先生はどこにいたのか?
幕府を悩ませ続けた看護・介護問題の困難さは現代医学が抱える諸問題に通底する。気鋭の江戸都市史研究家が斬り込む、お江戸の病院事情。
[目次より]プロローグ―江戸の養生/第一章 大都会・江戸の医療事情/第二章 町奉行大岡忠相と小石川養生所/第三章 養生所の入所生活/第四章 寛政の医療改革―養生所と医学館・町会所/第五章 養生所の病巣―劣悪な療養環境/第六章 養生所改革の挫折/エピローグ―養生所の遺産
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