忍者の謎
発売日
2000年01月05日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57359-5

忍者の謎
戦国影の軍団の真実

著者 戸部新十郎著 《作家》
税込価格 565円(本体価格514円)
内容 戦国から江戸にかけて、超人的な秘術を駆使し、諜報・攬乱に暗躍した“忍びの者”とは? 忍者・乱波・御庭番等の足跡から実態に迫る。



 超人的な五感と鍛え抜いた肉体を持ち、音もなく風のごとく現れ消える忍術を駆使し、手裏剣、鉄びしなどの忍具を自在に使いこなす忍者。服部半蔵、風魔小太郎、猿飛佐助……かつて小説やテレビ、映画、マンガの世界で忍者ブームが巻き起こったとき、黒装束に覆面のヒーローたちに心躍らせなかった少年は恐らくいないだろう。しかし、諜報と攪乱に暗躍した“忍びの者”の実態とはいったいどのようなものだったのだろうか?

 本書は、まず忍者の源流を遡り、武田信玄・上杉謙信ら戦国武将と忍者軍団の関係、忍術伝書が伝える秘術・忍技・忍具の解説、実在した忍者たちの足跡、江戸時代における御庭番などの活動などを、豊富な資料と多数の図版を用いて考察しており、戦国時代から江戸時代にかけて暗躍した“特殊部隊”の実態を克明にとらえることができる。

 歴史ファンはもとより、忍者に心躍らせたかつての少年たちにも楽しめる、忍者解読の決定版である。