「マーケティング」の基本がわかる本
市場の読み方から販売戦略の立て方まで

　モノが売れない時代といわれ、マーケティングの大切さが叫ばれて久しい昨今。しかし、専門の部署を持つ企業を除けば、マーケティングとは程遠い考え方から営業・販売戦略が決められているケースは多い。「先期の売れ筋だから大丈夫」「営業部長がいうなら売れるだろう」といった発想で、会社が動いていることはないだろうか？

　商品の“売れ筋”をつかみ、市場での“価値”を高め、販売・営業の成功確率を上げていく――「マーケティング」とはつまり、そのための思考プロセスのこと。その考え方の枠組みは、今や専門家だけでなく、すべてのビジネスマンに必須のスキルといえる。本書は、たんにマーケティングの基本を概説するだけでなく、読者の一人一人がその思考方法で仕事と向き合えるように工夫された一冊。基礎理論から実践的な市場の読み方や戦略の立て方、社内での企画の通し方までがわかりやすく解説されている。読んだその日から仕事に役立つ決定版。