書籍

- 発売日
- 2001年04月02日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57538-4
松永弾正久秀
梟雄と称された知謀の将
著者 | 黒部 亨著 《作家》 |
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主な著作 | 『後藤又兵衛』(PHP研究所) |
税込価格 | 713円(本体価格648円) |
内容 | 秀でた知性と処世の術で、主家三好家を乗っ取り、京の支配者までのし上がった松永久秀。下剋上の主役を演じた武将の波乱の生涯を描く。 |
戦国の梟雄と称される松永久秀。織田信長上洛前の京の実質上の支配者であった彼は、主家・三好家を乗っ取り、第十三代将軍・足利義輝を弑逆、さらには東大寺放火と、その非道な行動から悪人のレッテルを貼られてきた人物である。だが、かつて同じく梟雄と称された斎藤道三や信長が、一方で優れた先見力を持ち、時代の先駆者として近年再評価著しいように、久秀もまた、少なからずその面を持ち合わせている。本書は、彼の評価を人間的な史観から問い直す力作である。
京の東寺を縄張りとする浮浪の少年であった久秀は、ひょんな経緯から三好家と縁の深い隆法院の寺男となり、さらに離宮八幡の荏胡麻買いの人夫に。この時期に培った視野の広さ、兵学、そして処世の術をもって、後に三好長慶に仕え、次第に能力を発揮していくのである。何の後ろ盾もなく、自らの力のみを信じて乱世を疾駆した男の心情と、下剋上そのものの波瀾の生涯を見事に描出する長編小説。
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