「金融機関のしくみ」がよくわかる本
発売日
2001年07月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57582-7

「金融機関のしくみ」がよくわかる本
銀行・証券・保険の新潮流からかしこい利用法まで

著者 西野武彦著 《経済ジャーナリスト、評論家》
主な著作 「金融」に強くなる本』(PHP研究所)
税込価格 545円(本体価格495円)
内容 都市銀行から証券、保険、共済、ノンバンク、郵便局まで、それぞれのしくみと業務内容を詳しく解説。この一冊で金融に強くなれる本。



 巨額の不良債権をかかえ、経営破綻に陥った銀行、またその危機に瀕している銀行が少なくないことは、改めていうまでもない。「銀行は潰れない」という「不倒神話」は霧のごとく消え去ったのである。

 しかし、この激変はただ銀行に止まらず、証券業界、保険会社をはじめとする金融業界全体に及んでいる。都市銀行は、お互いの強みと弱みを補完するためにグループ化を推し進め、イトーヨーカ堂やソニーなどの優良企業は銀行業務へ参入した。まさに日本経済は「金融再編」の只中にある。

 本書は激変する金融業界を、銀行のしくみ、証券のしくみ、保険・共済のしくみ、ノンバンクのしくみのように、金融業界がどのように変わり、またどのように変わりつつあるのかを、平易な語り口と豊富な図表で解説した、業界を大掴みにできる入門書の決定版といってよい。同著者による『「金融」に強くなる本』と併読すれば、日本の金融業の全体像をさらに深く理解することができる。