戦いの原則
発売日
2001年10月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57637-4

戦いの原則
人間関係学から組織運営の妙まで

著者 大橋武夫著 《兵法経営研究家(故人)》
主な著作 『統率力と指導力』(プレジデント社)
税込価格 776円(本体価格705円)
内容 無用なトラブルを避け、戦う以上は確実に勝利する「戦いの原則」を、古今東西の兵書・古典から網羅。戦略・戦術能力が高まる知恵袋。



 人生にせよビジネスにせよ、他者と競争する以上、そこには「戦い」が起こる。いかに平和を唱えても、人間は戦いから逃れることはできない。とすれば、「戦い」に関する最低限のセオリーを身につければ、人の世の生きやすさはまるで違ってくる。

 本書は、戦時中は陸軍参謀であり、戦後は経営者として企業再建に敏腕をふるった著者が、古今の兵書から「戦いの原則」となるエッセンスを抽出、わかりやすく解説していく。歴史上の戦闘や経営、スポーツの世界の具体例をふんだんに盛り込みながら、『孫子』『戦争論』『作戦要務令』といった兵書から、『論語』『韓非子』などの古典までを幅広く活用して論じている。

 「上下欲を同じくする者は勝つ」「次善の策を嫌い、最悪の策をつかむな」「多い情報は心配を増す」「将帥の価値は、責任感と信念の失われたときに消滅する」――人間学の宝庫というべき兵書の至言をもとに、普遍的なビジネス・処世の知恵を探究した書。