書籍

- 発売日
- 2002年04月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57718-0
「馬と黄河と長城」の中国史
興亡の歴史を新たな視点から探る
著者 | 西野広祥著 《東北公益文化大学教授》 |
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税込価格 | 796円(本体価格724円) |
内容 | 万里の長城をはさみ、果てしない攻防をくりひろげてきた漢民族と遊牧騎馬民族。その戦いの実相に迫り、中国史の新視点を示す。 |
「万里の長城は何のために必要だったのか?」。この問題を検証するにあたっては、欠くことのできない要素が2つある。それは、「馬」と「黄河」である。古来より、中国大陸では、中原を支配する王朝と、北方から侵攻してくる異民族の熾烈な抗争が繰り返されてきた。この、北方民族は、「馬」に乗って攻めてくる。また、その侵攻の時期は、「黄河が氷結する」時である。本書では、さまざまな時代の資料から、この2つの条件を詳細に検討し、長城の建設が、その時代の王朝にとってどれほどに大切なものであったかを説き明かす。これにより、王朝の威勢を示すためのデモンストレーションであったとするような、いわゆる「長城無用の長物論」などには、完全に止めがさされるであろう。中国史を考える上で、欠かすことが出来ないながらも、なぜか見落とされていた視点を明らかにした画期的な論考である。
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