新選組剣客伝
発売日
2002年09月02日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57801-9

新選組剣客伝

著者 山村竜也著 《歴史研究家》
主な著作 『坂本龍馬日記』(新人物往来社)
税込価格 545円(本体価格495円)
内容 幕末最強の剣客集団新選組。その新選組の中心人物であった近藤・土方・沖田・山南ら、個性溢れる8人の素顔や魅力に迫った人物列伝。



 幕末最強の剣客集団新選組。その中でも特に強かったといわれるのが、近藤 勇、土方歳三、沖田総司、山南敬助、永倉新八、原田左之助、藤堂平助、斎藤 一、の8人である。

 しかし、彼ら8人のうち、6人までは幕末の動乱期にそれぞれ違った形で、その若い命を散らしてしまうのである。では、彼らは自分たちの命を賭してまで、一体何をなそうとしていたのだろうか。

 本書は、8人の剣客たちそれぞれの生き様をたどりつつ、新選組という組織は一体どうやって出来上がったのか、また何を目的とし、いかなる使命と役割を帯びていたのか、池田屋事件をはじめとする歴史的な事件になぜ関わり、どんな活躍をしたのか、といったことを自然に読み取ることができる一冊となっている。一方で、歴史的資料をもとに、隊士たちの日常生活や人柄といったことを描くことで、後世に伝えられている8人の人物像とはまた違った、別の魅力や実像を伝えているファン必読の書である。