宮本武蔵101の謎
発売日
2002年11月01日
判 型
文庫判
ISBN
978-4-569-57840-8

宮本武蔵101の謎
出生の秘密から名勝負の真相まで

著者 川口素生著 《歴史研究家》
主な著作 戦国時代なるほど事典』(PHP研究所)
税込価格 649円(本体価格590円)
内容 様々な伝説に彩られた剣豪・宮本武蔵。出生地の謎から名勝負の虚実、晩年の境遇まで、101の素朴な疑問をわかりやすく解説した一冊。



 数多くの小説や映画、テレビによって、様々に描かれてきた剣豪・宮本武蔵。とりわけ国民作家・吉川英治が生み出した武蔵像は、ほとんど「実在の武蔵」とイコールのようになって人口に膾炙し、今に至っている。しかし、史料を丹念に調べ、各地の伝承なども踏まえていくと、創作の世界とはまったく別の武蔵像が浮かび上がってくる。

 「お通さんと武蔵は面識がなかった!?」「武蔵には妻子がいた!?」「宮本武蔵と名乗る武芸者は、何人もいた!?」「佐々木小次郎にとどめを刺したのは、弟子たちだった!?」……ほんの一例を挙げたが、これらはまったくの作り話ではない。いずれも何らかのかたちで出典を求められるものばかりなのだ。

 本書は、若手歴史研究家として進境著しい著者が、101の素朴な疑問に答えるかたちで、宮本武蔵の実像をわかりやすく解説。出生地や家族をめぐる謎から、晩年の暮らしや死をめぐる謎まで、目からウロコが落ちる話題が満載の力作!