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柳生石舟斎宗厳(むねよし)

柳生石舟斎宗厳(むねよし)
戦国を戦い抜いた柳生新陰流の祖

中島道子著 《作家》

大和柳生の小豪族ながら、剣の道で戦国の世に勇名を馳せた柳生石舟斎。時代に翻弄されながら、最後に一族の繁栄を勝ち取った男の戦い。

税込価格
817円(本体価格743円)
発売日
2003年02月03日
判型
文庫判
ISBN
978-4-569-57891-0
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Content

内容



 柳生新陰流の祖として、「剣聖伝説」に彩られている柳生石舟斎宗厳。しかしその生涯は、まさに厳しい苦難の道のりであった。

 大和国に割拠する列強の一人・筒井順昭に攻められ、小柳生城が落ちたのは宗厳16歳のとき。その後は15年の人質生活を送り、柳生庄に戻るのは31歳、松永久秀に属してからである。しかし35歳のとき、奈良宝蔵院で上泉伊勢守信綱と出会ったことで、ついに柳生新陰流創始への糸口をつかむ。

 剣名を高めていく宗厳だったが、小領主としての艱難は続く。松永久秀に味方した合戦で長男厳勝が重傷を負い、将軍義昭の没落を機に45歳で柳生庄に逼塞する宗厳。66歳のときには太閤検地に際して「隠田」を密告され、所領没収の憂き目をみる。柳生家の繁栄は、5男宗矩が徳川家康の下で活躍する「関ヶ原」以後、宗厳70歳過ぎのことであった。

 剣の道を一筋に歩みながら、戦国の激動のなかで自らの宿命と戦い続けた男の生涯。文庫書き下ろし。

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