書籍

- 発売日
- 2003年04月01日
- 判 型
- 文庫判
- ISBN
- 978-4-569-57935-1
生きるのが下手な人たちへ
著者 | 紀野一義著 《真如会主幹、正眼短期大学副学長》 |
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主な著作 | 『仏像を観る』(PHP研究所) |
税込価格 | 755円(本体価格686円) |
内容 | 特定の宗派に属せず仏教研究に身を捧げてきた著者が、小賢しい生き方より、「愚直に生きること」の美しさを説く現代人へのエールの書。 |
種田山頭火、尾崎放哉…。本書は、全国を放浪しつつ句作を続けた二人の男の話から始まる。山頭火は家業の倒産、弟の自殺、離婚、父の死などの不運の連続により、人としての崩壊を眼前に出家する。しかし寺に落ち着くことなく、一切を捨て去り、酒と旅と句作に生きた。
放哉は、東京帝大を卒業後、生命保険会社に就職。が、その要職も妻子も捨て、放浪生活に入る。寺男・堂主の生活を送りながら句作を続けた。
二人に共通するのは、句作だけではない。家族、財産・地位・名誉・義理など、世の人が後生大事に守ろう、得ようとするものから縁を絶ち、何もかも放り出さなければ生きられなかった点である。まさに「生きるのが下手な人」の代表格だ。
本書には、貧乏書家時代の相田みつをなど、12人の「人生下手」が登場する。しかし、皆、生きたいように生きた人間ばかりだ。
生きたいように生きる。その大切さを彼らの生き方を通して説く、救いの人生論である。
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