「日本の技術」はまだまだ強い
発売日
1998年07月21日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-60212-7

「日本の技術」はまだまだ強い
日本なくして世界の繁栄なし

著者 牧野 昇監修
三菱総合研究所編
税込価格 1,676円(本体価格1,524円)
内容 不況に直面し自信喪失状況にある日本。しかし、わが国の技術なくして世界の発展はない。その技術水準から日本の活路まで徹底解明。



 ヨーロッパの重要な政治家の言葉に「不況の原因は半分が心理的に要因で、残りが経済的な要因だ」というのがある。日本は同質民族のせいか「人の不幸は密の味」といわれるほど、悲観的な話が好きである。マスコミの責任もあるが、日本人は悲観論が好きで、楽観論は嫌われる。こうした国民性が、経済実態よりも、より厳しく実態を見、将来展望で「より悪くなる」と考えがちである。 本書は、そうした心理的な悲観論を排し、自動車産業、エレクトロニクス産業、鉄鋼業、化学産業、そしてユニーク企業の不況下での成長、躍進ぶりにスポットを当て、「日本の技術」はまだまだ強いことを立証する。 三菱総合研究所相談役を監修者として気鋭の研究者15名が書き下ろした信頼のおける民間白書。モノづくりという基盤を持ち、いまネットワーク型産業・経済に脱皮しようとしている日本社会の未来は明るい。