書籍

- 発売日
- 1999年05月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60607-1
一茶俳句と遊ぶ
著者 | 半藤一利著 《作家》 |
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主な著作 | 『漱石俳句を愉しむ』(PHP研究所) |
税込価格 | 723円(本体価格657円) |
内容 | 一茶俳句の滑稽奇抜さは俳諧の醍醐味であり、「第一等の泣き笑いの文学」であると著者。愛すべき一茶俳句の魅力を楽しくタネ明かしする。 |
俳人・小林一茶は宝暦13(1763)年、信濃の国生まれ。幼くして母を亡くし、継母との不仲により、家を出て江戸を放浪する。後に故郷に戻り、50歳を過ぎてから結婚し、三人の子どもをもうける。しかし、その家族にも先立たれた。そのような逆境の人生の中、一茶は晩年まで精力的に句作を続け、生涯で二万句を超える俳句をつくった。 「痩蛙まけるな一茶是にあり」など、多くの人々に親しまれる句を数多く残した一茶だが、「俗人の世話物的人情」(萩原朔太郎)などと言われ、文学的にはこれまであまり評価されてこなかった。しかし、一茶の俳句は、古典・漢籍などについての幅広く深い教養に裏打ちされており、その滑稽奇抜さこそ俳諧の醍醐味である、と著者はいう。 本書は、一茶俳句の世界を、笑いの背後に涙が見え隠れする「第一等の泣き笑いの文学」と位置づけ、300句あまりを厳選。その味わい方・楽しみ方を解説するエッセイである。
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