書籍

- 発売日
- 1999年07月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-60726-9
「弱者」とはだれか
著者 | 小浜逸郎著 《評論家》 |
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主な著作 | 『いまどきの思想、ここが問題。』(PHP研究所) |
税込価格 | 723円(本体価格657円) |
内容 | 老人、女性、障害者など、「弱者」が「聖化」され、誰もそのことに異議を唱えにくくなっている現代社会。その壁を克服するための真摯な試み。 |
「弱者にやさしい政治を」「差別のない明るい社会を」といった、だれも異議を唱えることのできない命題やスローガン。しかし、現代社会における「弱者」とは、ほんとうはどういう存在なのだろうか? 多様性をはらんだ一人一人が「弱者」と一括りされることで特権性を帯び、他者とのわだかまりを生んでしまっているのではないだろうか? 本書では、障害者、部落差別、マスコミの表現規制など、日常生活で体験するマイノリティの問題について、私たちが感じる「言いにくさ」や「遠慮」の構造を率直に解きおこしていく。 本書の内容は以下の通り。
●第1章 「言いにくさ」の由来
●第2章 「弱者」聖化のからくり
●第3章 「弱者」聖化を超克するには
●第4章 ボクもワタシも「弱者」。 だれもが狙う固有の弱者性を自覚し、人と人との開かれた関係を築くための考え方を具体的な事例の検討を交えて、「実感から立ちのぼる言葉」で問う真摯な論考。
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