介護で後悔しないための、お金と心得がわかる本
発売日
1999年09月01日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-60773-3

介護で後悔しないための、お金と心得がわかる本

著者 舛添要一著 《評論家》
主な著作 『母に襁褓をあてる時』(中央公論社)
税込価格 1,265円(本体価格1,150円)
内容 自分の親が「ボケ」た時、どれぐらいお金がかかるのか? 介護保険は役に立つのか? ボランティアに何を頼ればよいのか? 実践的な介護ノウハウ満載!



 老人介護というと「家族が犠牲になって行なう大変なこと」と捉える人が多い。しかしそれでは、介護の負担で押し潰される家庭が増えてしまう。これを解決するには、どのような形の介護の方法が取れるのか。 本書では、母親の介護経験を続ける著者が実体験に基づき、「後悔せずまた負担も軽い」介護の方法を解説する。 まずこれから始まる介護保険とは、「ぼけ=病気」と考え、健康保険と同じくその症状になったときに社会が費用を持ち、面倒を見る制度と説明する。そこでは民間企業やボランティア団体が家族の肩代わりをし、質の高いサービスを提供する。そのお金は国民がみんなで負担するという形になる。著者はいう「介護はプロに、家族は愛情を注げばよい」。次に大変なもう一つの問題、「財産保険」については「成年後見制度」を早く実現し、お金のもめ事を回避すべきだと提案する。 誰にもいつ訪れるかわからない「老人介護」の心得がよくわかる入門書。