日本の警察
発売日
1999年10月21日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-60819-8

日本の警察
「安全神話」は終わったか

著者 佐々淳行著 《評論家》
主な著作 危機管理のノウハウ1~3』(PHP研究所)
税込価格 723円(本体価格657円)
内容 国際化、残虐化、カルト化する犯罪……。新たな「安全」と「秩序」をいかに築くか。國松前警察庁長官との対論を収録した、必読の書。



 国際化、低年齢化、残虐化、カルト化する犯罪、増加する薬物、氾濫する銃器……。その一方で市民との信頼関係を揺るがす警察官の相次ぐ不祥事件。世界に誇る日本の「安全神話」は終わったのか。 本書は、連合赤軍「あさま山荘」事件、東大安田講堂など数々の重大事件の陣頭指揮にあたり、また、内閣安全保障室長などを歴任した「危機管理」の第一人者が、戦後半世紀の日本の警察の歩みを自らの体験と重ね合わせてを総括する。 目次より、
●「安全神話」を築いた日本警察の歴史 
●犯罪の多様化と警察の課題 
●科学捜査の先進国 
●交通事故死一万人の悲劇 
●暴力団から市民社会を守る 
●21世紀の「護民官」 時代が大きく変わるなかで、新たな「安全」と「秩序」をいかに築くのか。明治以来培われた「民を護る武官」の精神をいかに継承していくか。國松孝次前警察庁長官との21世紀の警察のあり方を見据えた対論も収録した必読の書である。