「女ごころ」の経済学
発売日
2000年04月11日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-60998-0

「女ごころ」の経済学
女性にサイフを開かせるあの街・あの商品

著者 西村 晃
八田真美子著
主な著作 「シブヤ系」経済学』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 消費不況のなかでも、女性に人気のある商品は確実に売れている。本書は女性の消費傾向を分析しながら、「男不況」の原因を解明する。



 バブル崩壊以降の日本経済にあえて名称をつければ、「男不況」である。巨大な設備投資を擁する製造業や公共事業を請け負うゼネコン、法人を対象とする接待や外商といった、「男」たちが先導する経済は概して調子が悪い。大企業といえば、これまでだいたいがこの「男」の世界だった。しかし、金融機関や一流商社、大手ゼネコンなど、かっこいい男の代表的な産業ほど、今や斜陽になっている。

 では、「女の経済」はどうか??。女性の給料袋だけが急に分厚くなったとは思えないし、男であるご主人の収入が増えなければ、女である奥さんのサイフが豊かになるとも思えないのだが、こちらは「男の経済」ほど病んでいないように思える。世の中のヒット商品の多くは女性の支持を得た商品であり、高価なものでも良いものにはお金を出す。

 本書では、このような消費構造がなぜ生まれ、今後どのように変化するかを分析している。消費不況脱出のための知恵が満載!