東京圏が変わる 消費が変わる
発売日
2001年05月15日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-61632-2

国道16号が語る日本の近未来
東京圏が変わる 消費が変わる

著者 西村 晃著 《経済ジャーナリスト》
主な著作 「シブヤ系」経済学』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 横浜みなとみらい、さいたま新都心、千葉幕張新都心――三点を結ぶ「トライアングル」エリアから、21世紀の消費社会の行方を探る。



 2001年5月1日、さいたま市がスタートした。浦和市、大宮市、与野市をあわせて総人口102万人の大都市が誕生した。さらに、横浜、千葉を含めた東京広域圏の人口集積度は日本のなかでも極端に高い。この地域を貫く環状道路が国道16号である。16号の周辺都市人口だけでも1000万人を超えるが(東京23区は800万人)、この地域に居住する団塊ファミリーが次代の消費スタイルを象徴しているといわれる。外資系流通業やアウトレットのように、参入してくる者もあれば、そごうやダイエーの退場もある。つまり、プラス面もマイナス面もあわせて、まさに日本の縮図ともいうべき特徴をもつ本書は、長くテレビ局で活躍し、現在はフリーの経済キャスターである西村晃氏が、長年の集大成として国道16号エリアからの定点観測を披露した力作である。新規事業やマーケティングに携わるビジネスマンにぜひ読んでもらいたい一冊である。