書籍

- 発売日
- 2000年03月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61064-1
介護保険の教室
「自立」と「支え合い」の新秩序
著者 | 岡本祐三著 《神戸市看護大学教授》 |
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主な著作 | 『高齢者医療と福祉』(岩波新書) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 日本の社会保障に自立支援という画期的な転機をもたらす介護保険。老後は、家族はどう変わるのか。その構想に深く関わった著者が解説。 |
第二次世界大戦後の国民皆医療保険制度・年金制度に並ぶ大プロジェクトである介護保険制度がいよいよ4月よりスタートする。これにより、日本の高齢者福祉は、行政が困っている人を助けてやるという慈善的措置制度の世界から、利用者が受けるサービスを自由に選択できる世界へと、大きく転換する。
もともと内科医である著者は、大阪府下で早くから在宅医療サービスを展開し、後に、厚生省の研究会の一員として、介護保険制度の基本設計とその後のオンブズマン構想に深く関わった。
介護保険は日本の家族の介護の重圧から解放し、尊厳ある老後を保障する。それと同時に、国ではなく地方自治体が主体となって運営し、利用者である市民も自ら利害調査を行って問題を解決していくという、21世紀型の新たな自治システムであると著者は指摘する。
新聞やテレビではあまり報じられてこなかった介護保険の真の背景と意味を熱く訴える一冊である。
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