ジャパン・モデル
発売日
2000年10月05日
判 型
小B6判上製
ISBN
978-4-569-61253-9

ジャパン・モデル
日本が米国を再び追い抜く日

著者 田原総一朗
主な著作 2000年からの大転換』(PHP研究所)
税込価格 1,100円(本体価格1,000円)
内容 「成熟の時代」「第二の敗戦」「グローバル・スタンダード」は幻想だった! 時代のキーマンへの取材を通じて日本新生の道標を描く。



 バブル崩壊以降、長引く不況の理由を説明する言葉がわが国では氾濫してきた。「成熟の時代」「第二の敗戦」「グローバル・スタンダード」……。だが著者は、これらの言葉は全て誤りだと断言する。

 90年代に入ってからの日本が混迷したのはなぜか。それは日本が目標を見失っていたからだ、と著者は見る。金融パニック、インターネットといった「黒船」に、当初多くの日本人は恐れおののいていたが、やがてそれが「新たな目標」であることに気づいた。

 目標が見えれば、日本は幾多もの障害を乗り越えて走り出す。事実、われわれは、オイル・ショック、円高、環境問題などをクリアしてきた。

 「日本人にはオリジナリティがない。だから、IT、ゲノムでも出遅れた」といわれるが、これも誤りであることを著者は論証する。日本にはカネ、技術、柔軟性だけでなく、オリジナリティもある、と。

 IT時代の日本の「武器」とは何かを、キーマンへの取材とともに提示する。