書籍

- 発売日
- 2000年08月21日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61257-7
縄文農耕の世界
DNA分析で何がわかったか
著者 | 佐藤洋一郎著 《農学博士》 |
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主な著作 | 『DNAが語る稲作文明』(日本放送出版協会) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 縄文時代に農耕はあった!? 栽培はいかに行われたか? 最先端のDNA分析を通して農耕弥生起源説を覆し、新たな古代日本像を提示する論考。 |
農耕文化は従来弥生時代の水田稲作の渡来が起源とされてきた。だが三内丸山をはじめ縄文遺跡で発掘されるクリは栽培されたものではないか? 縄文人は農耕を行っていたのではないか? 著者によれば、「ヒトの手が加えられるにつれ植物のDNAのパターンは揃ってくる」という。その特性を生かしたDNA分析によって、不可能とされていた栽培実在の証明に挑む。
さらに本書では、縄文人の生活にまで考察が及ぶ。植物に縄文人はどのように接していたのか。著者によれば、ヒエ、イネ、マメ、ヒョウタンなどの食物も栽培化され、海上ルートで運ばれていたと推定される。
生物学の視点から縄文農耕に迫ることで、染色を行い、薬草も利用するなど多様な縄文人の姿を発見していく。そこでは、原始的と思われがちな縄文の世界像は崩れ、現代にも通じる豊かな生活が展開される。
定説を実証的に覆した上で、農耕の発達する過程まで述べた、生物学から問う新・縄文農耕論。
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