書籍

- 発売日
- 2003年07月18日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-62980-3
イネの文明
人類はいつ稲を手にしたか
著者 | 佐藤洋一郎著 《静岡大学農学部助教授》 |
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主な著作 | 『縄文農耕の世界』(PHP研究所) |
税込価格 | 748円(本体価格680円) |
内容 | 人類はイネをいかに進化させ、栽培可能にしたか。野生イネが栽培イネとなる過程をDNAから分析し、文明の発達との関わりを解明する。 |
メソポタミア、エジプトをはじめ、文明を支えた食料はコムギやオオムギであり、イネは欧米の文明史観から排除されてきた。だが、貯蓄性と栄養のバランスに優れているイネ(米)こそ、人類史の主役といえないだろうか。
稲をもつ民族は世界の五大陸すべてに分布し、稲が受け入れられた時期は紀元前にさかのぼる。稲はどの穀類よりも古くから地球をめぐり、人とともに歴史を刻んできたと言える。その栽培の仕方や食べ方、さらには儀礼や祭祀の方法をめぐって、稲は人の生活と深く結びつき、そして稲作という作業は、社会の組織化と車の両輪のように補い合いながら進化していったのだ。
本書では、生物としてのイネの特質、主に野生イネの遺伝学的な研究成果を報告。インディカ、ジャポニカという二つの母系の存在はいかに確認されたか? また、さらに深まる起源の謎とは?
長江に端を発する文明との関わりを追い、「稲の文明」という新しい歴史観を提示する。
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