中国に振り回されるアメリカ
発売日
2000年11月01日
判 型
B6判変型上製
ISBN
978-4-569-61350-5

中国に振り回されるアメリカ

著者 日高義樹著 《米国在住ジャーナリスト》
主な著作 アメリカの怖さを知らない日本人』(PHP研究所)
税込価格 1,375円(本体価格1,250円)
内容 軍事大国アメリカは朝鮮半島・台湾問題を対中戦略に絡めどう対処するか。アジア経済を支配下に置いたのか。アメリカのアジア戦略を通して日本の出方を問う。



 アメリカの北朝鮮に対する積極外交によって、急展開を見せる朝鮮半島情勢。金正日の思惑に振り回されたままでよいのか。

 著者は言う。「クリントンの経済一辺倒外交により、アメリカは中国や北朝鮮にいいようにあしらわれている。最高に近い軍事機密をカネで中国に流している程だ」。しかし「次の大統領は政策を大きく転換させ、外交・安全保障面を重視し、中国に厳しく接していくだろう」とアメリカの戦略の転換を予測する。そして「既に米軍は朝鮮半島と台湾海峡有事両方の明確なシナリオを描き、西太平洋に展開している陸海空、海兵隊を総合的に動かせる体制を整え、いつでも実戦に入れる状況を作りつつある。今後日本は、アメリカのアジア戦略に於けるかなりの部分を担わされる。本当の同盟国への脱皮を求められるのだ」と日本の覚悟を問う。

 爆発寸前の東アジア情勢を超大国・アメリカの東アジア戦略から見通し、日本の国家戦略を考える衝撃の書。