親だからできる「こころ」の教育
発売日
2001年07月11日
判 型
四六判並製
ISBN
978-4-569-61447-2

親だからできる「こころ」の教育

著者 尾木直樹著 《教育評論家》
主な著作 『子どもの危機をどう見るか』(岩波新書)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 子どもたちの心の問題が大きくクローズアップされているいま、親は子どもの心をどう育てればよいかを、具体例を示しながら解説する。



 最近、少年による様々な犯罪が社会問題になっており、しかも凶悪化している。親は、子どもの心がわからないし、子どもは親の気持ちがわからない。いま、どの親もわが子が見えなくなり、信じられなくなっているのではないだろうか。親は子育てに自信を失っている。

 こういう親子関係のなかで大人へと育ってゆけば、子どもたちも、自分を信じてくれるのが親であるという実感をもてないまま大人になってしまう。これでは他者と心を開いて協力・共同できる人格形成はできない。まさに悪循環である。

 本書は、そんな時代にあって、人間性豊かな、思いやりのある子どもに育てるためには、親としてどうすればよいかについて、テレビでおなじみの気鋭の教育評論家、尾木直樹氏が、様々な事例や社会的事件の解説をまじえ、分かりやすく示した待望の一書である。この一冊を読めば、子どもの心の育て方のヒントが得られるはず。