父は子に何ができるか
発売日
2001年01月17日
判 型
新書判上製
ISBN
978-4-569-61456-4

父は子に何ができるか
われらが体験的教育論

著者 渡部昇一
屋山太郎
主な著作 「最高の自分」をつくる秘訣』(PHP研究所)
税込価格 1,320円(本体価格1,200円)
内容 自分たちは親から何を学び、いかにわが子に継承しているか。教育における父親の役割とは。言論界の両大御所による歯に衣着せぬ教育論。



 少年犯罪、学級崩壊、学力低下など、いわゆる教育問題が議論される際に、学校や教師のあり方が問われることは多いが、家庭教育のあり方、ことに「父親は何をすべきか」が問われることは少ない。

 両著者はこれまで、学者、ジャーナリストという、それぞれの立場から、日本の教育問題について、さまざまな論考、提言を発表してきた。その彼らが人生を振り返りつつ、「自分たちは父から何を学び、それをいかに子供たちに継承しているか。家庭教育における父親の役割とは何か」について語り合った。

 仕事はしないが、プライドだけは高い父によって刷り込まれた「学問への志」。薩摩隼人で、正義のためならヤクザにも警官にも立ち向かう父から学んだ「男のダンディズム」……。いずれもが型破りな父でありながら、その生き様が両著者の人格、人生に多大な影響を及ぼしているところが垣間見え、興味深い。

 日本の言論界に一石を投じてきた両雄による体験的教育論。