日本企業の底力
発売日
2001年06月20日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-61662-9

日本企業の底力
世界と戦う経営者たち

著者 竹中平蔵著 《経済財政担当相》
主な著作 「強い日本」の創り方』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 トヨタ、松下、キッコーマン、NTT、みずほ。世界化する巨大企業の21世紀戦略から何が読み取れるか。社長取材をもとに日本企業の針路を考える。



 変転極まりない経済状況の中で、時代の風を掴み柔軟に進化する大企業がある。

 本書では、トヨタ自動車、松下電器、NTT、みずほフィナンシャルグループ、キッコーマンを取り上げ、各社の経営者への取材から本当に強い体質を作るための方策を提示する。

 著者はその特徴の一つとして「ネットワーク型の経営に徹する」事を挙げる。トヨタ自動車では電気自動車の開発に関して、同業・異業種なくアライアンスを組む戦略を取っている。次に「現場情報を常に現場にフィードバックする」事である。松下電器の中村社長は情報家電の開発において「生活ベースでソフトを生み出す」と、ユーザーの視点を大切にすると謳っている。三番目は「IT化とグローバル化の風にのる」で、みずほフィナンシャルは「エムタウン」というインターネットモールを自ら手掛けその決済で儲けようとしているのである。

 ITを極め、環境問題を乗り越える最先端ビジネスへの挑戦を探る。