講談・英語の歴史
発売日
2001年07月13日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-61704-6

オンデマンド印刷
で購入する

※この商品はオンデマンド印刷のみ購入可能です
※POD販売サイト(BookStoreS.jp)に移動します

講談・英語の歴史

著者 渡部昇一著 《上智大学名誉教授》
主な著作 英文法を撫でる』(PHP研究所)
税込価格 726円(本体価格660円)
内容 ゲルマン人の一地方語から世界の国際語へ成り上がった英語――その起源からの物語を各時期の特徴とともに解説する。



 今や世界の国際語。その英語も元々はゲルマンの一方言に過ぎなかった。

 ブリテン島に進出した後も、方言が多く統一感に欠け、スペリングと発音はバラバラで、言語としての完成からはほど遠い状態。しかも歴史的には、ヴァイキングの襲撃、フランス語の公的使用など、常に外国語の脅威にさらされてきた。このように言語としても未完成で、英国内における地位も不安定な英語が、いかに成り上がっていったのか。

 古英語・中英語・近代英語とは何か。時代を経るにつれ、いかに簡略化し文法が確立されていったか。地名や人名の歴史、その言葉のできた時代背景まで理解できる語源の魅力とは? 印刷技術の発達と標準英語の普及との関わり……。

 最後に、国語教育のための英語教育のすすめ、文法とボキャブラリーの重要性を強調するなど、これからの語学教育のあり方にも一石を投じる。

 1500年に及ぶその波乱万丈の歴史を英国史と絡めて解説。英語通・歴史通になる一冊。