書籍

- 発売日
- 2001年11月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-61896-8
方言は絶滅するのか
自分のことばを失った日本人
著者 | 真田信治著 《大阪大学大学院文学研究科教授》 |
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主な著作 | 『標準語の成立事情』(PHP研究所) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 方言は消え、均一化する日本語。その流れの中で「自分のことば」を保つにはどうすればいいか。大阪、沖縄、韓国……各地のことばの変遷を追う。 |
めっちゃ、まったり、しんどい……今や全国化した関西弁だが、一方で絶滅の危機に瀕した表現も数多い。
本書では、沖縄、北陸、韓国、ミクロネシアなどをフィールドに、現地語が日本語の共通語を取り込みながらいかに変容していったかを考察。地域の風土・文化というフィルターを通して、方言は形を変えていくものだ、と著者は指摘する。
英語公用語論の登場など、日本語を取り巻く状況は厳しい。その中で地域集団であれ、若者集団であれ、借り物のことばでは表現できない文化を自分たちで持てるかどうかが問われている。
懐古趣味的に方言に固執するのではなく、地域性・個人の心性に適った「自分のことば」を身につける。ことばの豊かな感性を取り戻すことを謳った一冊。
主要目次、1.危機に瀕した方言 2.消えることば、生まれることば 3.方言と共通語の使い分け 4.方言はどのように変容するか 5.これからの敬意表現 6.日本語教育のなかに方言を。
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