エリート教育のすすめ
発売日
2002年03月15日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62080-0

エリート教育のすすめ
こうして日本は生まれ変わる

著者 石井公一郎著 《元ブリヂストンサイクル(株)会長、元東京都教育委員》
主な著作 『回想 学徒出陣』(中央公論新社)
税込価格 1,650円(本体価格1,500円)
内容 エリート育成は実際に可能なのか。日本の従来型「平等教育」の限界を究明し、有能な人材の輩出を可能とする具体的改革案を大胆に提言。



 国際社会に通用する人材を輩出するには何をどう変えればよいのか。学生の学力低下が叫ばれる一方で「ゆとり教育」の実施が始まる迷走状態を前に、そもそもエリートとは何なのか、そのような人材の育成は可能なのかという根本的な問いが浮上している。

 現状の教育制度が抱える様々な問題点。問われることのない教員の質、形骸化した生徒の評価基準、機能不全に陥った教育委員会。そして何よりも、実学志向が極端に走り、その土台となる一般教養軽視の風潮が、人間性の破壊を助長している。本来あるべき「エリート」の姿が日本では歪められ、単なる「学歴エリート」に堕しているのだ。

 教育関係者、行政担当者から企業家、両親に至るまで、日本の教育システムの現状と未来を真剣に顧みることを期待し、経営者の視点から日本を見守りつづけ、東京都教育委員として積極的に発言してきた著者が贈る研究の集大成。渡部昇一、西澤潤一、三浦朱門各氏が推薦する待望の一冊。