書籍

- 発売日
- 2002年04月15日
- 判 型
- 新書判
- ISBN
- 978-4-569-62147-0
環境先進国・江戸
著者 | 鬼頭宏著 《上智大学経済学部教授》 |
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主な著作 | 『人口から読む日本の歴史』(講談社学術文庫) |
税込価格 | 726円(本体価格660円) |
内容 | 環境にやさしい循環型社会のモデルが、日本の江戸時代にあった。歴史人口学の専門家が、少子化と環境問題の不思議な関係を解き明かす。 |
人口が横ばいだった18世紀初頭から19世紀前半の日本。この間、人々の生活は着実に向上していった。生活の向上は環境破壊を招くことが多いが、当時の人々はそれを許さず、限られた資源を有効に使い回す「循環型社会」を築き上げたのである。モノが壊れたら修繕して使い、使わなくなったものはリサイクル。そのための専門業者が町を行き来するといった、環境にやさしい社会システムが、そこにあった。
経済と人口が臨界点を迎えつつある今こそ、レンタル、リース、リサイクルという発想を持った当時の社会システムと人々の暮らしを見直すべきではないか。二○○年前の社会に、今、必要とされている「持続可能な開発」のヒントが隠されているのである。
歴史人口学の専門家が、文明史、そして人口変動の波動の中で「江戸」を捉え、少子化と環境保全の切っても切れない関係を解き明かし、これら問題の解決策を模索する。「環境先進国・江戸」に学ぶ21世紀型生活。
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