[図説]人口で見る日本史
発売日
2007年06月20日
判 型
A5判並製
ISBN
978-4-569-69204-3

[図説]人口で見る日本史
縄文時代から近未来社会まで

著者 鬼頭宏著 《上智大学教授》
主な著作 『人口から読む日本の歴史』(講談社学術文庫)
税込価格 1,540円(本体価格1,400円)
内容 縄文時代から少子化の未来まで、日本の人口史を俯瞰する! 人口密度の変遷、人口移動、気候と人口増減の関わりなどデータ・図満載。



 2005年、日本の人口はついに減少しはじめた。このまま推移すれば、2046年には1億人を切り、2105年には4500万人ほどに減少すると見られている。また、農村や地方都市から大都市圏への人口流入も進み、地方での超高齢化も続く。はたして、日本の将来はどうなるのか?

 しかし歴史的な人口変動に目を転じれば、日本の人口は長期的に増減を繰り返してきたことがわかる。例えば、縄文時代でも前期は増加したが、後期は減少した。鎌倉時代にも人口は減少し、江戸の中・後期も停滞した。人口の増減は社会・経済のあり方(文明システム)と相互に関係しているのである。

 奈良時代の人口の70%~90%が渡来人の子孫だった!? 江戸社会は男だらけ!? 少子化・晩婚化は江戸時代からはじまった!? 幕末・維新期に都市人口は減少した!? 日本の人口重心は東進し続ける!? 本書は、歴史人口学の気鋭の研究者が、日本の各時代の人口・ライフスタイルを豊富な図表でわかりやすく解説、現代・近未来の課題を考察する。