書籍

- 発売日
- 2002年12月18日
- 判 型
- 四六判上製
- ISBN
- 978-4-569-62537-9
遠い島 ガダルカナル
著者 | 半藤一利著 《作家、戦史研究家》 |
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主な著作 | 『ノモンハンの夏』(文藝春秋) |
税込価格 | 1,760円(本体価格1,600円) |
内容 | 死闘むなしく日本軍がガダルカナルからの撤退を決めた時、太平洋戦争の戦局は米国側へと大きく転回した! 力作戦史ドキュメント。 |
1942年、ミッドウェイ海戦で連合艦隊が敗北を喫した時から、すべては始まった。何が始まったのか? それは、戦いの実相を軍の上層部が隠蔽し、天皇や国民に正確な情報を与えなくなったという、軍の頽廃が、である。このような精神状況の中で、ガダルカナル争奪戦は始められた。最初から、必ずしも負け戦と決まっていたわけではない。米軍側も、遠く離れた戦場に対する補給体制などは、準備がなされていなかったし、何よりも、指揮官たちが、まだ日本軍に対して恐れをいだいており、腰をひきがちの指揮をおこなっていたからである。しかし、日本陸海軍のエリートたちは、この状況をまったく見抜けず、的外れな作戦を次々と展開してゆく。ついに、詰まるところは、米軍の自信回復となり、戦場からの撤退やむなし……。と相成ったのである。本書は、現代の日本の状況にも通じる感のあるこの戦いを、当代一流の戦史家が描いた、力作戦記である。
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