朝鮮通信使の旅日記
発売日
2002年11月15日
判 型
新書判
ISBN
978-4-569-62571-3

朝鮮通信使の旅日記
ソウルから江戸――「誠信の道」を訪ねて

著者 辛基秀著 《青丘文化ホール代表》
主な著作 『朝鮮通信使往来』(労働経済社)
税込価格 792円(本体価格720円)
内容 江戸時代を通じ12回派遣された朝鮮の外交使節団。ソウルから江戸まで1年に及ぶ旅のゆかりの地を訪ね、友好と文化交流の歴史を探る。



 江戸時代260年を通じて、隣国・朝鮮から12回もの外交使節団が訪れていた。「朝鮮通信使」と呼ばれた彼らは総勢450人。漢城(ソウル)から江戸まで国書を携え、約1年の長旅をした……。

 楽隊や文人、曲馬師をも含むエキゾチックなその行列は、当時の日本人にカルチャーショックを与え、各地でさまざまな事件や文化の渦を巻き起こした。現代に伝わる唐人踊りや人形からは、民衆の驚きと朝鮮ブームの熱気が溢れ出す。

 通信使ゆかりの町を絵図や写真とともに訪ねながら、日韓両国の友好と文化交流の歴史を探る。この分野の第一人者である著者の最後のメッセージ。

 【朝鮮通信使ゆかりの町を訪ね歩いて】 (1)漢城(ソウル) (2)釜山(プサン) (3)対馬 (4)相ノ島・下関 (5)上関 (6)下蒲刈 (7)鞆の浦 (8)牛窓 (9)室津 (10)兵庫 (11)大坂 (12)京都 (13)朝鮮人街道と彦根 (14)大垣 (15)名古屋 (16)静岡 (17)箱根から江戸へ (18)江戸―祭りと音楽 (19)江戸―絵画 (20)日光