アメリカの世界戦略を知らない日本人
発売日
2003年01月22日
判 型
四六判上製
ISBN
978-4-569-62636-9

アメリカの世界戦略を知らない日本人
「イラク戦」後、時代はこう動く

著者 日高義樹著 《ハドソン研究所首席研究員、全米商工会議所会長首席顧問》
主な著作 どうする、日本』、『覚悟はよいか日本』(PHP研究所)
税込価格 1,430円(本体価格1,300円)
内容 イラク、北朝鮮、中国……。新しい戦争の時代がはじまったのか? 日本人の想像を超えたアメリカの恐るべき世界戦略の全貌を明らかにする。



 日本人は世界の枠組みが大きく変わったことを理解しておらず、眼前の国際情勢を正しく状況判断できずにいる。そんな日本人に、ブッシュ政権要人の肉声を伝え、アメリカが考えているシナリオを的確に描き出した、瞠目の一冊である。

 もはや冷戦思考の延長では国際政治は語れない。アメリカの新しい戦略はテロリストへの積極的先制攻撃であり、冷戦時代の「抑止力と封じ込め」とは全く異なる。もはやアメリカは、本質的には同盟国すら必要としておらず、自国一国の力ですべてが解決できると考えている。さらにいまのブッシュ政権は、ここしばらくの歴代政権の中では抜群の結束力の強さを誇っている。この力を用いて、まずは中東に決定的な影響力を確立する。そして次は北朝鮮、そして中国。さらに、ドルの立場を守るための日本金融行政とのきわどい対決……。

 新たな世界の流れを正しく認識し、日本の新しい国家戦略を構築するために必読の書。