Nobody Knows

　「どうしても言いたいこと、言わずにはいられないことが言葉になっている詞を歌いたい。自分も、そういう詞を書きたい――」。

　小室哲哉氏率いる国民的スーパーユニット“globe”のヴォーカルKEIKOが初の詩集を刊行した。本書は、最近では自身で作詞活動も行なっているKEIKOが、「誰かに伝えたい」と書きためてきた言葉、心の中のさまざまな想いを小さな一冊の本にまとめたもの。

　「言葉」が好きで、中学時代からいろいろな詩集を読み、音楽を聴いていても、まず歌詞に耳がいくことが多かったと語るKEIKO。「この声が　この声が　なるべく深く届いて」という言葉からは、短いフレーズながら、言葉の一つひとつを大切にしているKEIKOの思いがストレートに心に刺さってくる。

　また、すべてのページには、KEIKOお気に入りのアーティスト・TARCHI氏によるかわいらしいイラストが添えられている。KEIKOファン、globeファンならずとも手にしたい珠玉の言葉集。